その蒲焼は何年モノ!?うなぎの寿命はヒトより長い!?

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世界で獲れるうなぎの7割を食べているとも言われるほどうなぎ好きの日本人。

しかし、うなぎの生態や寿命についてはあまり知らない方が多いのではないでしょうか。

 

天然うなぎは秋から冬にかけて旬を迎えます。

うなぎのことを深く知って、より美味しくいただきましょう。

 

 

あまり知られていないうなぎのこと

うなぎは世界に十数種類確認されていますが、通常お店で目にするのはニホンウナギという種類。

 

ニホンウナギの生態については、まだまだわからないことが多いですが、どうやら太平洋で卵が孵化し、海を回遊しながら半年ほどかけて日本や台湾などの東アジアに向かってくるということが分かってきました。

その間に「シラスウナギ」と呼ばれる5cmほどの稚魚に成長し、海から川へ入り、そして川をのぼります。

その後、シラスウナギはお腹が黄色の「黄ウナギ」となり、さらに数年から数十年かけて成熟し、40~50cmほどの「銀ウナギ」となります。

この銀ウナギが私たちが食べているおなじみのうなぎです。

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c-faculty.chuo-u.ac.jp

 

ニホンウナギは年々数が減っており、2014年から絶滅危惧種に指定されています。

市場に出回るうなぎの99%が養殖で、わずか1%が天然のため、私たちの食卓に直接関係はなさそうですが、実は天然うなぎの減少は養殖うなぎの値段に大きな影響を与えます。

 

うなぎの完全養殖はとても難しく、まだまだ一般的ではありません。

ほとんどの養殖うなぎは、シラスウナギを捕獲するところから始まります。

そのシラスウナギを半年~1年間成長させ出荷しているのです。

 

ですので、天然うなぎの数が減りシラスウナギの漁獲量が減れば、養殖うなぎの値段も大きく上がるというわけです。

 

うなぎの寿命はどれくらい?

では人間に食べられなかったとして、うなぎはどれくらい生きるのでしょうか。

 

うなぎは産卵のために断食をし、産卵すると命を落とします。

養殖うなぎは産卵しないように育てられますから、天然よりはるかに長生きできます。

どれくらい長生きかというと、80年生きた個体がいるそうです。

 

一方、天然うなぎは生まれてから早くて5年で銀ウナギとなります。

そして、人間に捕まらなれば産卵のため海に戻ります。

この場合は5年が寿命といえるでしょう。

 

幅が広いですが、うなぎの寿命はだいたい5~80年程度と言うことができそうです。

 

おわりに

うなぎは産卵を抑えれば、人間と同じかそれ以上に長生きするようです。

とはいえ、まだまだうなぎの生態には謎が多いですから、実はもっと長かったということもあるかもしれません。

 

この美味しい蒲焼は一体何歳だったのか。

そんなことを考えながら感謝していただきましょう。